銀行改革の推進 banking reform 2003 8 21

 株価が上昇し、株式市場が好転した、今こそ、銀行改革を推進すべきです。
本日の日経新聞の19面の「大機小機」欄にあるとおりです。
 この際に、預金者に聞くことです。
銀行は、どうあるべきか。
どういうサービスが必要か。
どういう点が不満なのか。
 銀行は、今でも、相変わらず、殿様商売です。
銀行というものは、サービス業です。
その精神を忘れてしまえば、銀行は、預金者から見放され、斜陽化していきます。
やがて、顧客のニーズをつかんだ、新しい形の銀行が、台頭してくるでしょう。
その時、今の銀行は、タイタニックのように沈んでいくのです。
今の銀行の姿は、まさしく、タイタニック号です。
銀行というものは、サービス業です。
 かつて、学生時代にアルバイトをした時、こんな経験をしました。
デパートでアルバイトをしている時に、
社員が何かの決裁文書を作ったのです。
その時、急に、お得意様が来たので、
私が、社員に代わって、決裁をもらいに行くことになりました。
 しかし、ここで、私は、失望したのです。
もう、この業界はダメだと思いました。
ハンコの数が異常に多いのです。
サブマネージャー。
マネージャー。
フロアマネージャー。
課長。
管理部門のサブマネージャー。
管理部門のマネージャー。
次長。
部長。
 もう組織的は死んでいると思いました。
そして、だいだい、よく見ないで、ハンコを押していました。
しかし、社員が言うには、よく見てもらうと、決裁に何日もかかり、
そうすると、顧客や出入り業者からクレームがくるそうです。
だから、決裁に手間取っていると、仕事にならないそうです。
しかし、これだけ、ハンコが押してあっても、誰も責任を取ろうとしないそうです。
ハンコをたくさん押すことで、責任を分散させることになり、
結局、無責任体質になっているのだそうです。